「デッキ構築に依存する強力なカード」「相手のデッキに依存する強力なカード」はあるけれど「単体で強力なカード」あるいは「単体でもそこそこ使え、且つ多種多様なカードとのシナジーが見込めるカード」がほとんど存在しないか以前よりもカードパワーが格段に落ちているここ最近の環境で、「単体で活躍するカード」を詰め込むというデッキコンセプトはそもそもコンセプトとして成り立たないのではないだろうか。
それでもあえてそのコンセプトでデッキを作るとしたら、「デッキ構築に依存する強力なカード」を少量入れつつあえてカードパワーが格段に落ちるがその分汎用性のある(と錯覚した)カードを投入して本来発揮できたはずのパワーを数段下げたデッキになるか、或いはカードパワーが中途半端なせいであらゆるデッキに対して五分に戦えるどころかむしろファンデッキといい勝負が出来る程度のデッキになるだろう。ここからデッキを強くするにはある程度構築に依存するカードをまとまった数投入しなければならないが、その時点で既に特定のデッキジャンルとしてカテゴライズされてしまい、元のコンセプトからは遠く離れてしまう。つまり、コンセプトがハッキリしたデッキが強い今、コンセプトがぼやけているデッキは現環境では生き残れないと言える。
……とここまで書いて、つまるところ自分のデッキ構築の腕が無い事について壮大な言い訳をしているのかもしれないとふと思った。やだねえ。