「ばら撒かれるプロモカードを全員が捌けるだけの需要が無い(売り捌けない人が発生する)」という前提で、もしも「カードを一枚20,000円以下では捌かないようにする」というルールに全員が従う(協調)としたら、18,000円で売った場合(裏切り)売り上げ額は減るが確実にカードを捌けるため、2万円得る機会を丸々失うよりかは18,000円でもいいから金になった方がマシだと考える人が出た時点で、ルールに従った場合カードを捌けない可能性が上昇する。よって、売れ残りのリスクを抱えたくない場合はカードの価格を安く設定するべきとなる。
売り手A、Bと買い手が一人がいたとする。Aはカードを18000円までなら売っても良いと考え、Bはカードを16000円までなら売っても良いと考えている。買い手は常に安い方を求め、売値が同額の場合買い手はA、Bのどちらから買うか純粋に1/2とする。2万円で売れた場合の利得を10とし、戦略を実行した場合の利得を期待値で算出した場合を表にまとめると、以下のようになる。
- | A | ||
---|---|---|---|
協調 | 裏切り | ||
B | 協調 | (5,5) | (9,0) |
裏切り | (0,9) | (0,8) |
ナッシュ均衡は(裏切り、裏切り)となり、Aはどちらの戦略を取ってもカードを捌けないことになる。もしA、Bのどちらも18000円まで売っても良いと考えていたとしても、(裏切り、裏切り)となるのは変わらない(囚人のジレンマ)。
実際プロモが市場に出る枚数もどんだけ需要があるかも分からないから的外れな事書いてるんだろうけどなー。